『 気管支喘息 』のお話。 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 気管支喘息 』のお話。

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、『 気管支喘息 』について、お話させて頂きます。

 

 

気管支喘息の症状が出現すると咳や痰、呼吸困難の症状が出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気管支喘息とは、空気の通り道である気道内に炎症が続く事で、発作的に気道が狭くなる病気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

典型的にはハウスダストや花粉の吸入・気圧や気温の変化が空気の通り道である気道内を刺激し炎症が生じさせ、気道が狭くなります。気道が狭くなると咳や痰や息苦しさなどの呼吸に関する症状が現れます。これらの症状は昼間も生じますが夜間から早朝に強く起こる方が多く、眠れない程のつらい咳や呼吸困難症状が出てしまう事もあります。

 

 

統計では、大人の5%・子供の10%の方が、気管支喘息を有しているとされています。

 

 

ハウスダストや花粉のほかに、気圧や気温の変化でも気管支喘息の症状が出てしまう方もいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気管支喘息と診断された場合、治療の主体は「 吸入ステロイド薬 」となります。「ステロイド」と聞くと易感染性(感染しやすくなる事です)や胃腸障害・白内障や骨粗鬆症などの副作用が気になりますが、吸入ステロイド薬に限っては、血管内にほとんど取り込まれませんので、吸入後のうがいをしっかり行って頂ければ、副作用が非常少なく、安全性が高い薬です。安全性が高いからこそ、お子様や妊婦さん・授乳中の方も使用できます。また原因が特定できた方は、原因からの回避を心掛けて頂きます。

 

 

 

気管支喘息の治療期間は医学的には一生となる方が大半ですが、体調や症状・季節や生活環境に沿って薬の減量や中止を試みることも可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咳や痰、息苦しさを自覚されている方は気管支喘息の可能性がありますので、一度拝見させて下さい (当院は呼吸器内科領域が専門ですので、咳・痰・呼吸困難・胸痛の症状を認める方は拝見させて下さい)。

 

 

気管支喘息の治療をしっかりと継続すれば、咳や痰・息苦しさといった症状は多くの方で消失します。気管支喘息かもしれないと思われる方は是非拝見させて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は『 気管支喘息 』についてお話させて頂きました。