『 採血によるアレルギー検査 : MAST 36 』について。
2017年8月14日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。
本日は『 採血によるアレルギー検査 : MAST 36 』について、お話させて頂きます。
日常生活の中で花粉症や食物アレルギー・長引く咳や喘息・蕁麻疹などのアレルギー疾患の経験がある方は、原因となるアレルギー物質を特定出来れば、原因からの回避や環境変化を行う事で、症状発症や悪化の抑制に繋がります。
この原因となり得るアレルギー物質は無数にありますが、日本での日常生活で接触し易い36種類のアレルギー物質に対して、ご自身がアレルギー反応を示すかどうかを調べる事が可能です。この検査を『 MAST 36 』(マスト36)と言います。
⚪︎ 検査方法は、採血を1本(6ml)させて頂きます。
⚪︎ 解析に6日間かかります。
⚪︎ 検査料金は3割負担の方で、約5000円です。
36種類のアレルギー物質はこちらです。
・ 食物アレルゲン(20項目) : トマト、モモ、キウイ、バナナ、ゴマ、ソバ、小麦、ピーナッツ、大豆、米、マグロ、サケ、エビ、カニ、ミルク、豚肉、牛肉、鶏肉、オボムコイド、卵白
・ 花粉アレルゲン(8項目) : オオアワガエリ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
・ 環境アレルゲン(4項目) : コナヒョウヒダニ、ハウスダスト、ネコ皮屑、イヌ皮屑
・ その他のアレルゲン(4項目) : カンジダ(カビ)、アルテルナリア(カビ)、アスペルギルス(カビ)、ラテックス(ゴム)
花粉症や食物アレルギー・喘息・蕁麻疹を指摘された事がある方や、アレルギー検査をご希望の方はご相談下さい。
以上、本日は『 採血によるアレルギー検査 : MAST 36 』についてお話させて頂きました。