『 夜間・朝方に咳が強くなる方は咳喘息かもしれません 』のお話。
2025年4月3日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
最近 咳が夜間・朝方に強くなっている方が多く受診されています。そこで本日は、『 夜間・朝方に咳が強くなる方は咳喘息かもしれません 』について、お話させて頂きます。

夜間・朝方に咳が強くなる方は一度拝見させて下さい。
咳は一日中出ているが特に夜間・朝方に咳が強くなる方は、咳喘息かもしれません。咳喘息は、気管支喘息とは異なりヒューヒュー・ゼイゼイといった喘鳴(ぜんめい)を伴わず、咳が長引いている事(2週間以上が目安です)を唯一の症状とする疾患です。咳喘息は空気の通り道である気道のアレルギー炎症が原因で、少しの刺激だけでも咳反射が出てしまう(気道過敏性の亢進)状態になっています。
この咳は、寒暖差や湿度差がある日や会話の途中にも出現しますが、夜間・朝方に悪化しやすく繰り返すという特徴があります。その他にも、季節の変わり目・運動・喫煙・花粉によっても悪化しやすく、喉が痒くイガイガする感じや、喉が締め付けられている感覚になる方もいらっしゃいます。
この咳喘息を放置すると3割の方がヒューヒュー・ゼイゼイといった息苦しくなる気管支喘息へ悪化すると考えられていますので、早めの診断・治療を行って頂く事を勧めます。
診断としては胸のレントゲン撮影や呼吸機能検査等で診断し、治療としては気管支拡張薬と吸入ステロイド薬の合剤を使用する事が多いです。吸入ステロイド薬は安全性が高い薬剤であり、治療開始後1週間程で9割以上の方は咳がほぼ消失している状態になります。

咳を止めて快適な毎日を送りましょう。
咳が消失してすぐに治療をやめると、咳喘息は再燃しやすく気管支喘息へ悪化する方がいらっしゃるので、1年以上の治療期間が経過した上で薬を終了する事を考慮するとされています。
夜間・朝方に咳が強くなる方は咳喘息の可能性があります。咳喘息であれば治療により速やかに症状が消失される方が多いですので、一度拝見させて下さい。
以上、本日は『 夜間・朝方に咳が強くなる方は咳喘息かもしれません 』について、お話させて頂きました。