『 睡眠中のいびきと無呼吸 』について。 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 睡眠中のいびきと無呼吸 』について。

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。

 

 

 

昨日の台風3号は関東を通り抜け、7/5 本日は晴れ間も見える天気になるようです。

 

 

 

本日は、『 睡眠中のいびきと無呼吸 』についてお話させて頂きます。

 

いびき音が大きいと、パートナーの方も眠れません。

 

 

睡眠中にいびきをかく事(=低呼吸)や、呼吸が止まる事(=無呼吸)は誰にでもあります。大人の方は、ほぼ全員の方に認められる症状です。ですので、いびきや無呼吸があるだけでは病気ではありません。

 

 

 

 

問題となるのでは、これらのいびきと無呼吸が睡眠1時間当たり5回以上出現しているかどうかがポイントとなります。

 

 

 

睡眠検査を行い、睡眠1時間あたりのいびきをかく回数(=低呼吸)と呼吸が止まる回数(=無呼吸)が合わせて5回以上認められる方は、「 睡眠時無呼吸症候群 」という病気であると判断されます。

 

 

 

いびき音は呼吸が止まりそうになっている状態を示します。睡眠中に喉が詰まり空気の通り道が細くなったがゆえにいびきの音が出てしまいます。

また喉が完全に詰まると空気は流れないので音は鳴りません。周りから見ると呼吸が止まっているように見えます。これが無呼吸の状態です。

 

 

 

 

睡眠1時間あたり5回以上のいびき音や無呼吸を認める方は、呼吸が止まりそうになったり実際に呼吸が止まったりする回数が多いため、睡眠中に体の中の酸素が低下しています。

 

 

この酸素低下が後々に高血圧・脂質異常(高脂血症)・糖尿病・高尿酸血症・肥満といった生活習慣病を引き起こします。

 

 

 

 

睡眠中のいびき音が大きい、または呼吸が止まっている事をよく見ると指摘された方は、一度は睡眠検査を受ける事を勧めます。(当院では簡易睡眠検査および精密睡眠検査の両方がご自宅で行える設備があります。)

 

 

 

以上、『 睡眠中のいびきと無呼吸 』について、お話させて頂きました。