『 子供のいびき 』について。
2017年6月17日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
本日は、『 子供のいびき 』について、お話させて頂きます。
子供でも睡眠中のいびきを認める子がいます。
家族が指摘するほどの大きな音であれば、もちろん異常な所見です。
子供のいびきの原因は、多くが扁桃肥大や咽頭扁桃増殖(アデノイド)による喉の通気障害によります。
子供が睡眠中にいびきをかく行為は、喉が詰まり気味になり上手く呼吸ができていない証拠であり、睡眠中に体の中の酸素が低下します。
この睡眠中の酸素低下により、子供の体の成長障害・脳の成長障害・精神の成長障害が起こります。
具体的には、低身長や胸郭陥没・集中力欠如や注意障害・多動や精神発達遅滞などが起こります。
検査としては、自宅で行える痛みの無い、誰でもできる簡単な睡眠検査( 簡易睡眠検査 )を行い、この検査であまりにも酸素が低下していて、扁桃肥大や咽頭扁桃増殖を認める子であれば、外科的に切除する方法を取るかどうかを家族内で相談して頂きます。
手術の成績は良いですが、手術ではお子様に全身麻酔を行いますので、リスクはあります。
子供のいびきは睡眠中の酸素低下を示しており、将来的な子供の成長や学業・情緒・性格へ影響します。
子供のいびきの事が来なる方や聞きたい事がある方は、ご相談ください。
以上、『 子供のいびき 』について、お話させて頂きました。