『 高血圧 』について。
2017年3月14日
白金いびき・内科クリニックの内田 晃司(うちだ こうじ)でございます。
本日は、『 高血圧 』についてお話させて頂きます。
75歳未満の方の家庭での血圧値が、135/85 mmHg以上の方は高血圧の可能性があります。
病院や健康診断では140/90 mmHg以上であれば、高血圧の可能性があります。
現在 50歳以上の方の4人に一人が高血圧であると言われており、自覚症状が少ない病気ですが、頭痛・頭重感・めまい・耳鳴りの症状で指摘される方もいらっしゃいます。
高血圧を放置すると全身の動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中・腎硬化症等を発症し短命になりやすいです。現在では日本人の死因の2位が心臓疾患、4位が脳血管疾患となっています。
高血圧の治療に関しては、高血圧の原因がはっきりわかる二次性高血圧の方(高血圧の10%)は、その原因の除去を行います。原因がわからない本態性高血圧の方(高血圧の90%)は、生活療法・運動療法・食事療法に加え必要あれば薬物療法を行います。
・生活療法 → 生活リズムの規則化、睡眠の確保、入浴の確保
・運動療法 → 無理をしない有酸素運動
・食事療法 → タンパク質・脂質の調整、減塩
家庭での血圧値が気になる方、健康診断で高血圧や高脂血症・糖尿病などの生活習慣病を指摘された方は、受診をお勧め致します。
以上、『 高血圧 』についてお話させて頂きました。