『 睡眠時無呼吸症候群 』について。
2017年2月10日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)でございます。
今回は、『 睡眠時無呼吸症候群 』について お話させて頂きます。
ご家族の中で、睡眠中にいびき音が大きくなる方・または睡眠中に呼吸が止まる事がある方がいらっしゃれば、睡眠時無呼吸症候群を疑って下さい。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中にいびきの低呼吸や呼吸が止まる無呼吸が生じる病気です。
この低呼吸や無呼吸により、睡眠中の酸素が低下する事で動脈硬化を生じさせ、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞や脳出血が高率に発生してしまい、寿命と健康寿命が短くなります。
ただし、しっかりと診断した後に、睡眠用マウスピースやCPAP療法(=持続的陽圧呼吸療法)での治療を行う事で、多くの方が日中の眠気や疲労感などの症状の消失と合併症発生を優位に抑え込む事が出来ます。
検査から診断までの流れとしては、最短で4週間の時間とその間に3度の受診が必要になります。検査費用は3割負担の方で2.2万円程です。当クリニックの検査は、精密PSG検査( =睡眠時無呼吸症候群を確定診断するための検査です )を含め、全ての検査を外来通院で行います。
< 従来、精密PSG検査は入院検査が必要でしたが、現在ではクリニックから検査器具をお貸し出しさせて頂き、ご自宅で精密PSG検査を受ける事が可能となりました。 >
治療費用は、睡眠用マウスピースをご希望の方は、歯科で作製して頂きますが3割負担の方で1.7万円前後です。CPAP療法をご希望の方は、毎月の4,800円程です。
(さらなる詳細はホームページ内の「診療のご案内」→「睡眠時無呼吸症候群外来」をご覧下さい)
以上、睡眠時無呼吸症候群についてお話させて頂きました。
(次回は講演会・研究会でのトピックスを予定しております。)