『 エアコンによるアレルギー性鼻炎 』のお話。
2019年7月11日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
熱中症予防には飲水と室温調整で対応しましょう。
本日は、『 エアコンによるアレルギー性鼻炎 』について、お話させて頂きます。
エアコンを使う事で、鼻水・くしゃみ・咳などの症状が出てしまう方がいらっしゃいます。これらの症状が出てしまう原因は、エアコンを使う事でエアコン内部のハウスダストやカビが舞い上がり、それを吸い込むため、くしゃみ・鼻水などのアレルギー性鼻炎の症状が出てしまいます。
特に冷房を使用している時は、エアコン内部で結露が発生するため、カビが生えやすくなっています。また、冷房の使用回数が多くなるほど結露する回数も多くなるので、時間が経つほどカビが発生しやすくなります。
そこで、エアコンによるアレルギー性鼻炎の症状が出ないようにするために次の事を意識しましょう。
・定期的にエアコンを掃除を行いましょう。エアコンは使用する季節の前だけでなく、フィルターや内部の掃除を定期的に行いましょう。
・エアコンのスイッチを入れた直後は、ほこりやカビの量も多いので、5~10分ほどは窓を開けておきましょう。
・部屋を掃除しましょう。カーペットなどの布製品はホコリが溜まりやすいのできちんと掃除しましょう。
夏の季節に、エアコンによるくしゃみ・鼻水などのアレルギー性鼻炎の症状が出る方は、定期的なエアコンと部屋の掃除を行う事で、症状の軽減が見込まれますのでお試しください。それでもくしゃみ・鼻水が出てしまう方は、一度拝見させて下さい。必要な方には抗アレルギー薬での治療をお話させて頂きます。
以上、本日は『 エアコンによるアレルギー性鼻炎 』について、お話させて頂きました。