『 睡眠中のいびき・無呼吸を認める方への検査方法 』のお話。 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 睡眠中のいびき・無呼吸を認める方への検査方法 』のお話。

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は『 睡眠中のいびき・無呼吸を認める方への検査方法 』について、お話しさせて頂きます。

 

 

ご自身には自覚症状が無いかもしれませんが、睡眠中のいびき音や無呼吸はご家族の方が心配されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠中のいびき音が大きい事や呼吸が止まっていた事を指摘された方は、睡眠時無呼吸症候群という病気が疑われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が弱くなったり(=いびき)、呼吸が止まったりする(=無呼吸)事で体内の酸素量が減少してしまい、眠りが浅くなり、動脈硬化が進行します。これにより日中の眠気や寝ても疲れが残ってしまい、そのまま10年・20年と経過すると動脈硬化が進行した結果、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症し、心筋梗塞・脳卒中を合併して寿命が短くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この睡眠時無呼吸症候群が存在するかどうかを調べるためには、まずは自宅で簡単な睡眠検査を行って頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この簡単な睡眠検査は、簡易ポリグラフ検査と言われるもので、下の写真のオレンジ色の検査器具を当院からお貸出ししますので、ご自宅で装着して一晩寝て頂きます。痛みはありませんし、どなたでも簡単に装着出来ます。

 

 

簡易ポリグラフ検査の様子です。左腕にオレンジ色の機械を付けて、鼻と指にセンサーを付けます。非常に簡単に装着できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この簡易ポリグラフ検査では、鼻につけたセンサーで呼吸が弱くなったり止まったりする事を測定し、指のセンサーで酸素が低下しているかどうかを測定します。ご自宅で一晩寝て測定して頂き、後日検査器具を当院へお持ち頂きます。その場で数分で解析を行い結果を報告致します。この結果により睡眠時無呼吸症候群が疑わしいかどうかを確認します。睡眠時無呼吸症候群が疑わしいと判断される方には、確定診断ができる精密睡眠検査をご自宅で一晩行って頂き、診断を確定致します (当院では精密睡眠検査もご自宅で行う事が出来ます)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群は心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を招き短命になりやすい病気ですので、睡眠中のいびき音や無呼吸を指摘された方は、一度拝見させて下さい。初診は診察・説明・検査で1時間程の時間と6000円程の費用がかかります(睡眠時無呼吸症候群に関する全ての検査を行うと3割負担で合計 22000円前後になります)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は『 睡眠中のいびき・無呼吸を認める方への検査方法 』について、お話しさせて頂きました。