『 睡眠中のいびき・無呼吸でお困りの方は、拝見させて下さい。 』
2019年2月14日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。
2月も中旬となり、花粉の飛散量が増えて参りました。花粉症の方は、つらい症状を無くすためにも早めの治療をお勧め致しますので、拝見させて下さい。
本日は『 睡眠中のいびき・無呼吸でお困りの方は、拝見させて下さい。 』について、お話させて頂きます。
睡眠中の大きないびき音や無呼吸を指摘された方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に喉が詰まる事でいびき音や無呼吸が出現し、睡眠中の酸素量が低下します。
睡眠中に酸素量が低下すると、眠りが浅い・寝ても疲れが取れない・夜トイレのために起きる・日中の眠気といった症状が起こります。そして睡眠中の酸素量低下により最も懸念される事は、血管の動脈硬化を招いてしまい、高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・肥満といった生活習慣病を発症する事です。この生活習慣病は後々に心筋梗塞や脳梗塞を発症します。つまり睡眠時無呼吸症候群が原因で、心筋梗塞や脳梗塞になってしまうという事です。
睡眠時無呼吸症候群の診断には、胸部レントゲン撮影・鼻腔通気検査・呼吸機能検査とご自宅で簡易睡眠検査を行って頂きます。3割負担の方で6100円程かかり、早ければ翌日には結果が出ます。これらの検査結果により、必要な方には精密睡眠検査や合併症の有無を確認する検査へ進んで頂きます。
睡眠時無呼吸症候群と診断され治療をご希望された方には、睡眠用マウスピースやCPAP 療法(持続陽圧呼吸療法)、外科的治療のお話をさせて頂きます。
睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病を高率に合併する事で、短命になる病気です。睡眠中のいびき音や無呼吸を指摘された方・自覚された方は、まずは上述した睡眠時無呼吸症候群を診断する検査を受けて頂く事をお勧め致しますので、ご相談下さい。
以上、本日は『 睡眠中のいびき・無呼吸でお困りの方は、拝見させて下さい。 』について、お話されて頂きました。