『 プールや水泳で鼻炎を悪化させないコツ 』について。
2018年7月1日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。
7月1日になりました。本日の東京は真夏のような日差しです。紫外線対策をしっかりしましょう。
本日は、『 プールや水泳で鼻炎を悪化さえないコツ 』について、お話させて頂きます。
これからの夏の季節になると、水遊びやプールの授業を楽しみにされているお子様が多いと思います。特に水泳は体力を高める事から体づくりや喘息治療には良い影響を与えます。
ただし、アレルギー性鼻炎のお子様の中には、鼻の粘膜が過敏になっているため、泳いだ後に鼻炎の症状が悪化してしまう事があります。
ですので、いくつかのポイントに気を付けてアレルギー性鼻炎のお子様も水泳をしっかりと楽しめるよう、親御さん達が準備をしてあげましょう。
まず、< 鼻症状を悪化させる原因を知りましょう >
・プールの水 : 水そのものが刺激になり鼻炎症状悪化の原因となります。
・温度と湿度 : プール施設内外の温度差や湿度差にも注意が必要です。
・水中のゴミや細菌 : 水質管理は重要です。管理されていない海や川は避けましょう。
・消毒液 : 消毒液の濃度が濃い場合には、刺激になる可能性があります。
次に、< 鼻炎症状を悪化させない準備をしましょう >
① 薬でコントロール : お薬をお持ちの方は、水泳を始める前に鼻炎の症状をコントロールしておく事が大切です。症状を抑える抗アレルギー剤の内服などを事前に行いましょう。
② 鼻をかむ : 泳ぐ前後や水を吸い込んでしまった時には、やさしく鼻をかみましょう。
③ マスクをつける : 泳いだ後はマスクを付けましょう。マスクはいろいろな刺激から鼻を守ってくれます。
これらの事を行うと、鼻炎の症状が軽減しやすいです。お子様にアレルギー性鼻炎の症状がある方は、プールへ行く前に鼻の調子を整える事が大切ですので、お試しください。また、プールに行く時はティッシュとマスクを持たせてあげましょう。
以上、本日は、『 プールや水泳で鼻炎を悪化さえないコツ 』について、お話させて頂きました。