『 3月下旬の発熱は、風邪?インフルエンザ?溶連菌?などの感染も考えます。 』 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 3月下旬の発熱は、風邪?インフルエンザ?溶連菌?などの感染も考えます。 』

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、『 3月下旬の発熱は、風邪?インフルエンザ?溶連菌?などの感染も考えます。 』について、お話させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下図は「 東京都感染症情報センター 」が発表している、東京都内のインフルエンザ患者さん数の推移です。濃い赤色が2018年3月18日までの患者さん数を示しています。

 

2018年3月下旬の時点では、インフルエンザに罹られる方が例年よりも少ないです。

 

 

 

東京都内の1医療機関からのインフルエンザ患者さん報告数は、3/12~3/18までの1週間で2.92人と3月下旬になりインフルエンザはかなり落ち着いてきました。良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年インフルエンザウイルス感染が落ち着いてくる春になると溶連菌感染症が増えます。溶連菌感染症は、A群溶血性連鎖球菌という細菌に感染する事で、38℃以上の発熱、喉が痛い、舌にぶつぶつが出来る(=イチゴ舌)、手足に発疹が出来るなどの症状が起こります。こどもに多く発症し、自覚症状が強いのでつらい思いをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

溶連菌感染症の治療は抗生剤を内服して頂きますこの抗生剤は非常に良く効き、多くの方が1日~2日で解熱し全身状態も良くなりますが、抗生剤をすぐに止めてしまうと後々に心臓や腎臓に障害が起こる事があるので、10日ほど継続して抗生剤を内服して頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月下旬に発熱した場合は風邪や胃腸炎の他に、上記のようなインフルエンザや溶連菌などによる感染を視野に病気を鑑別して、必要な治療を行う事が大切です。発熱でお困りの方はご相談下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は『 3月下旬の発熱は、風邪?インフルエンザ?溶連菌?などの感染も考えます。』について、お話を頂きました。