『 朝の口渇や熟眠感の欠如など、睡眠時無呼吸症候群の方に生じる症状 』のお話。
2024年6月3日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
本日は、『 朝の口渇や熟眠感の欠如など、睡眠時無呼吸症候群の方に生じる症状 』について、お話させて頂きます。
睡眠時無呼吸症候群は、就寝中に喉が詰まる事でいびき音や無呼吸が生じる病気です。喉が詰まっている間は酸素が減少するので、眠りが浅くなり寝ている間も起きている間もいろいろな症状を認めます。
寝ている間の症状としては、
●いびき音が大きい事を指摘された。
●呼吸が止まっていたと指摘された。
●息苦しくて目が覚める。
●寝ている時にトイレのため起きる。
起きている時の症状としては、
●スッキリと起床出来ない。
●寝ても疲れが取れない。
●熟眠感がない(ぐっすりと寝た気がしない方)。
●起床した時に口が乾く事が多い。
●昼間に居眠りする事が多い。
●集中力が低下した。
●朝に頭痛がする。
●性欲が低下した。
睡眠中のいびき音や日中の眠気など上記のような症状を認める方は、睡眠時無呼吸症候群が存在する可能性があります。睡眠時無呼吸症候群を放置すると症状の出現だけでなく、高血圧症や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を合併する事で短命となりやすいです。
睡眠時無呼吸症候群を認めた場合、治療法として睡眠用マウスピースやCPAP療法を行う事で、多くの方で熟眠感が得られたり日中の眠気が消失し、生活習慣病の予防や改善が見られます。上記のような症状や気になる事がある方は、一度是非 拝見させて下さい。
以上、本日は『 朝の口渇や熟眠感の欠如など、睡眠時無呼吸症候群の方に生じる症状 』について、お話させて頂きました。