『 睡眠時無呼吸症候群とスポーツ 』のお話。 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 睡眠時無呼吸症候群とスポーツ 』のお話。

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

本日は『 睡眠時無呼吸症候群とスポーツ 』について、お話させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に下顎を支える筋肉や舌の筋肉が緩みすぎて喉の気管を閉塞してしまうために、睡眠中にいびき音が大きくなったり、一時的に呼吸が止まってしまう病気です。

 

 

 

 

 

 

これにより呼吸量が減少するため睡眠中は酸素不足の状態になってしまい、・ぐっすり眠れない熟眠感の欠如 ・日中の眠気の出現 ・集中力の低下 ・夜トイレに行く などの症状が出ます。

 

 

 

 

 

 

どのくらい酸素が減少するかというと、地上での酸素飽和度(ヘモグロビンと酸素が結合している率)は96~98%ですが、重症の睡眠時無呼吸症候群の方では睡眠中の無呼吸時に72~74%まで減少している方が多いです。これはエベレスト山頂付近に無酸素で登った方と同等となります。

 

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の低酸素状態の持続により将来的には高血圧症や脂質異常症などの生活習慣病、心筋梗塞や脳梗塞の発症原因となりますが、1日の睡眠時間を6時間としても一生の1/4をエベレストのような低酸素の高山で生活している事と同等になってしまっている方は、地上の方と比べてやはり上記のような病気が発症して寿命が短くなる事も納得できるかと思います。

 

 

 

睡眠中の大きないびき音や無呼吸は、ご家族の方も心配になります。睡眠時無呼吸症候群であれば生活習慣病などが合併しやすいです。

 

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群になりやすい方は、顎が小さい方(小顎症)や肥満体型の方に多いのですが、健康的なイメージのスポーツ選手の方でも起こりえます。文献では、アメリカ NFLのプロフットボールのラインマンの選手は同年代よりも睡眠時無呼吸症候群が14%多くみられたとの報告や力士の方では睡眠中の酸素飽和度の低下を47.8%の方に認められたなどがあります。特に頸部の筋肉量が多くなる格闘家やラグビー選手、力士やボディビルダーの方は発症しやすい印象です。

 

 

 

頸部の筋肉量が多いプロスポーツ選手では睡眠時無呼吸症候群が発症しやすい印象です。

 

 

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の診断には検査による確定診断が必要ですが、当院ではご自宅で行える簡易睡眠検査・精密睡眠検査を用意しております。検査は1日で大丈夫ですが(痛みはありません)、精密睡眠検査の結果が出るまでに3週間の時間を頂きます。ですので当院初診から確定診断が出る結果報告まで最短で3週間かかります。費用は鼻通りの確認検査や精密睡眠検査など全ての検査を合わせ結果報告までに3割負担の保険料の方で約2万円です。

 

 

 

 

 

 

 

治療としては、軽症の方には下顎を前に出すような睡眠用マウスピースを歯科で作成し睡眠時だけ装着して頂きます。中等症と重症の方はCPAP療法(シーパップ療法)という医療機器を貸出させて頂き継続治療を行います。いずれも完治する治療法ではなく対症療法となりますが、CPAP療法に関しては熟眠感が得られたり日中の眠気が消失する方がが多いです。

 

 

 

 

 

 

 

特にスポーツ選手に関しては睡眠中に酸素がしっかり入るので、日中の集中力の持続や運動能力の改善・ケガの回復に寄与し、文献としてゴルフの成績が良くなるものもあります。(CPAP療法はドーピングではないのでご安心を)

 

 

 

CPAP療法で寝ている所です。鼻マスクをして寝て頂きます。この治療により、熟眠感の出現や日中の眠気の消失、合併症が減少します。

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠中のいびき音が大きい事や無呼吸を指摘された方、また熟眠感の欠如や日中の眠気を認める方は睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので、近くのいびき外来または睡眠外来を受診してみて下さい。特に首回りの筋肉を鍛えているスポーツ選手の方や筋トレを行っている方で同様の症状をお持ちの方は、一度いびき外来を受診する事をお勧め致します。

 

 

 

 

当院での検査をご希望の方は予約制となっておりますので、「白金いびき・内科クリニック」 03-3440-0800までお電話いただき、受診日の予約をお願い致します。

 

 

 

ビル内にある当クリニックの看板です。主に呼吸器内科領域の病気を拝見させて頂いております。もちろん、いびき・無呼吸の方もどうぞ当院へご相談下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は『 睡眠時無呼吸症候群とスポーツ 』について、お話させて頂きました。