『 睡眠中のいびき・無呼吸による熟眠感の欠如 』のお話。
2020年6月18日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田晃司 (うちだ こうじ)です。
本日は『 睡眠中のいびき・無呼吸による熟眠感の欠如 』について、お話しさせて頂きます。
睡眠中のいびき・無呼吸を認める睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる事で低酸素血症となります。脳はこの低酸素血症を、「 危険な状況 」と認識するので、寝ているにも関わらず体を起こそうとする「覚醒反応 (危険なので体を起こそうとする合図です)」を出します。
覚醒反応は体を起こそうとするので、深い睡眠から浅い睡眠へ促され、結果 睡眠が浅くなったり、分断されたり、覚醒(起きる)してしまいます。これらにより睡眠のリズムが作れず、熟眠感の欠如となります。
睡眠中のいびき・無呼吸を指摘された事があり、寝ても寝た気がしない方・グッスリ感が無い方・熟眠感の無い方は、睡眠時無呼吸症候群が存在する可能性がありますので、一度拝見させて下さい(睡眠時無呼吸症候群に対する治療法の一つに、8割前後の方に熟眠感が戻るとされているCPAP療法(シーパップ)もあります)。
以上、本日は『 睡眠中のいびき・無呼吸による熟眠感の欠如 』について、お話しさせて頂きました。