『 咳喘息・気管支喘息 』のお話。 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 咳喘息・気管支喘息 』のお話。

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、『 咳喘息・気管支喘息 』について、お話させて頂きます。

 

 

 

 

・風邪が治っても、咳が1か月以上続いている。
・毎年1回以上咳が長引く事がある。
・最近、咳が出やすくなった。
・夜中に咳が出やすい。
・時折、呼吸に違和感がある。
・息がしづらい。
・呼吸するとヒューヒュー・ゼーゼーと音がする。
・階段や歩行後に息苦しくなる。

 

 

 

 

このような症状を自覚されている方は、咳喘息 または 気管支喘息の存在が疑われます。

 

 

咳や息苦しさが続く事は、つらい事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気管支喘息という病気は、空気の通り道である気道にアレルギー反応などによる炎症が起こる事で、気道が細くなってしまう病気です。気道が細くなると咳や痰が出たり呼吸がしづらくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咳喘息は気管支喘息に陥る手前の状況であり、気道はまだ細くなっていませんが、咳が続いたり、呼吸に違和感が出ます。放置すると3割の方は気管支喘息へ移行すると考えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咳喘息・気管支喘息どちらも、咳止め薬や抗生剤は無効です。治療としては、気道を拡げる気管支拡張剤と、気道の炎症を抑える吸入ステロイド剤という粉薬の吸入を行って頂きます。効果は非常に高く、多くの方の症状が消失します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また内服や点滴のステロイド剤は長期間・多量に使用する事で、易感染性(感染しやすくなる事)や胃腸炎、緑内障・白内障や骨粗鬆症などの副作用が出現するので慎重に取り扱いますが、咳喘息や気管支喘息に使用する吸入ステロイド剤に関しては、体内にはほとんど取り込まれませんので、吸入後のうがいを忘れなければ、これと言った副作用はほとんど起こらない、安全性が非常に高い治療法です。安全性が高いからこそ、お子様や授乳中や妊婦の方でも行う事が出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咳喘息の治療期間は1〜2年、気管支喘息は一生とされていますので、咳喘息の時点で治療を開始する事が望ましいです。長引く咳や息苦しさを自覚される方は、咳喘息・気管支喘息の可能性がありますので、一度拝見させて下さい。

 

 

安全性の高い治療法で咳や息苦しさをしっかり止めて、普段の生活に戻りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は、『 咳喘息・気管支喘息 』について、お話させて頂きました。