『 当院では冬に流行りやすいインフルエンザ・マイコプラズマ・溶連菌検査を行っています。 』 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 当院では冬に流行りやすいインフルエンザ・マイコプラズマ・溶連菌検査を行っています。 』

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、『 当院では冬に流行りやすいインフルエンザ・マイコプラズマ・溶連菌検査を行っています。 』について、お話させて頂きます。

 

 

今の冬の季節は感染症にかかりやす季節です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬のこの時期は寒さと乾燥も影響し、感染症にかかりやすい時期です。最も多いのはウイルス感染による急性気道感染症=感冒(かぜ)・急性気管支炎・急性咽頭炎・急性鼻副鼻腔炎と言われる感染症です。原因菌の9割はライノウイルスやコロナウイルスと言われるどこにでもいるウイルスであり、誰でもかかります。症状もそれほど強くなる事は少なく、有効な抗ウイルス剤がないので、治療は症状を軽減する対症療法となります。(これらの感染症はウイルス感染なので抗生剤は無効です)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、毎年11月以降になると抗生剤が有効な細菌感染症も増えてきます。子供にかかりやすいマイコプラズマ感染症と溶連菌感染症は抗生剤が有効です。これらの感染症を疑う方は、細菌がいるかどうかを確認する検査を行い、菌がいる事と症状が合致すれば、抗生剤投与を開始する判断材料となりますので、検査を行わせて頂く事があります。この検査は喉を綿棒で数回擦らせてもらう検査です。その綿棒から菌が検出できるかどうかを試薬で確認します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇 マイコプラズマ感染症・・・発熱としつこい咳が特徴で8割は子供がかかります。風邪と間違えられる事が多いので、風邪が1週間経過しても治らない時は、当院で拝見させて下さい。

 

 

 

 

〇 溶連菌感染症・・・子供の咽頭炎の15%をも占め、高熱と喉の強い痛みと舌が苺のような変化をする病気です。意外と吐き気がある子が多いです。抗生剤が非常に良く効く病気で、抗生剤内服から24時間後にはほとんどの症状が消えます。この冬の時期に喉の痛みがあり、38℃以上の発熱が認められた場合には、この溶連菌感染かインフルエンザウイルス感染をまずは考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またインフルエンザウイルス感染症(俗にインフルエンザと言われるものです)は、ウイルス感染ですが、他者への感染力が強く、有効な抗ウイルス剤があるので検査を行わせて頂きます。検査は鼻の奥を綿棒で数回擦らせてもらう検査で、5分ほどで結果が出ます。38℃以上の発熱、咳・痰・喉の痛みに加え、全身(特に腰)の筋痛や関節痛を認める方が疑われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今の冬の時期は感染症にかかりやすい時期です。発熱・咳・痰・喉の痛み・腹痛・下痢・全身倦怠感等でお困りの方は、感染症にかかっている可能性がありますので、一度拝見させて下さい (感染症にかからないようにする事が第一ですので、うがい・手洗いをこまめに行い、予防接種を受けましょう)。

 

 

 

風邪やインフルエンザにかかってしまった場合は、水分摂取と充分な睡眠時間と早目の医療機関受診を勧めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は『 当院では冬に流行りやすいインフルエンザ・マイコプラズマ・溶連菌検査を行っています。 』について、お話させて頂きました。