『 咳・発熱・喉の痛みを認める方は、拝見させて下さい。 』のお話。
2019年10月21日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
日々の気温が下がって参りました。風邪やインフルエンザに罹りやすい時期ですので、暖かくしてお過ごし下さい。
本日は『 咳・発熱・喉の痛みを認める方は、拝見させて下さい。 』について、お話しさせて頂きます。
発熱・咳・喉の痛みであれば、風邪と診断される事が多くなります。風邪の原因菌のほとんどは、ウイルスと言われる抗生剤が効かない菌ですので、抗生剤をお出しする事はまずありません。風邪のウイルスを倒す薬は無いので、ご本人の自然治癒力でウイルスを排除する事が治療の基本となります。このウイルスを排除するまでの1週間前後の期間中に出現した症状は、お薬で抑え込んで、体を楽にする事は出来ます。
熱があれば解熱剤を使用し、咳があれば咳止めを使用し、のどが痛ければ痛み止めを使用します。これらはあくまで対症療法であり、基本治療はご本人の力による自然治癒となります。また風邪に罹らないようにする予防策としては、暖かくして過ごし部屋の加湿を行い、手洗いとうがいをマメに行う事が有効です。
これからの季節は気温が下がりますので、風邪予防対策を毎日行い、体に気を配ってあげて下さい。また、発熱・咳・のどの痛みを自覚される方は、拝見させて下さい。治療は早めに始めれば、それだけ体も楽になりますし、肺炎などの重症化も防げます。
以上、本日は『 咳や発熱や喉の痛みを認める方は、拝見させて下さい。 』について、お話しさせて頂きました。