『 いびき・無呼吸による熟眠感の欠如』のお話。
2019年6月10日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田晃司 (うちだ こうじ)です。
本日は『 いびき・無呼吸による熟眠感の欠如 』について、お話しさせて頂きます。
睡眠中のいびき・無呼吸を認める睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる事で低酸素血症となります。脳はこの低酸素血症を、「 危険な状況 」と認識するので、寝ているにも関わらず体を起こそうとする「覚醒反応(体を起こす合図です)」を出します。
覚醒反応は体を起こそうとするので、深い睡眠から浅い睡眠へ促され、結果 睡眠が浅くなったり、分断されたり、覚醒(起きる)してしまいます。これらにより睡眠のリズムが作れず、熟眠感の欠如となります。
睡眠中のいびき・無呼吸を指摘された事があり、寝ても寝た気がしない方・グッスリ感が無い方・熟眠感の無い方は、睡眠時無呼吸症候群が存在する可能性がありますので一度拝見させて下さい(睡眠時無呼吸症候群に対する治療法の一つに、8割前後の方に熟眠感が戻るとされているCPAP療法(シーパップ)もあります)。
以上、本日は『 いびき・無呼吸による熟眠感の欠如 』について、お話しさせて頂きました。