『 エアコンと咳・くしゃみ 』のお話。
2019年6月4日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
本日は、『 エアコンと咳・くしゃみ 』について、お話させて頂きます。
6月になり、暑くなってきたのでエアコンを使用する事もあると思いますが、エアコンを使用していると、咳・くしゃみ・鼻水などの症状が出てしまう方は、エアコンが原因でこれらの症状が出現している可能性があります。
エアコンを使用する事で、エアコン内部のハウスダストやカビが吐き出され、これらを吸い込む事で咳・くしゃみ・鼻水などの症状が出現します。特に冷房を使用している時は、エアコン内部で結露が発生するため、カビが生えやすくなっています。また、冷房の使用回数が多くなるほど結露する回数も多くなるので、時間が経つほどカビが発生しやすくなります。
そこで、エアコンによる咳やくしゃみ・鼻水などの症状が出ないようにするために次の事を意識しましょう。
・ 定期的にエアコンを掃除しましょう。エアコンは使用する季節の前だけでなく、定期的にフィルターや内部の掃除をしましょう。
・ エアコンのスイッチを入れた直後は、ほこりやカビの量も多いので、5~10分ほどは窓を開けておきましょう。
・部屋を掃除しましょう。カーペットなどの布製品はホコリが溜まりやすいのできちんと掃除しましょう。
夏の季節に、エアコンによる咳・くしゃみ・鼻水などの症状が出る方は、定期的なエアコンと部屋の掃除を行う事で、症状の軽減が見込まれますのでお試しください。
また、咳・くしゃみ・鼻水が止まらない方は、ご相談下さい。咳や鼻水の原因検索と共に、咳や鼻水を止める治療薬のお話をさせて頂きます。
当院では、ハウスダストやカビなどに対するアレルギー反応の有無を調べるアレルギー検査も行えますので、症状の程度によっては、検査を勧めさせて頂く方もいらっしゃいます。
以上、本日は『 エアコンと咳・くしゃみ 』について、お話させて頂きました。