『 睡眠時無呼吸症候群の方に生じる症状 』のお話。
2018年11月7日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。
11月第3週目から気温が下がるようです。風邪を引かぬよう、暖かい格好をお願い致します。
本日は、『 睡眠時無呼吸症候群の方に生じる症状 』について、お話させて頂きます。
睡眠時無呼吸症候群は、就寝中に喉が詰まる事でいびき音や無呼吸が生じる病気です。喉が詰まっている間は酸素が減少するので、眠りが浅くなり、寝ている間も起きている間もいろいろな症状を認めます。
寝ている間の症状としては、
●いびき音が大きい事を指摘された。
●呼吸が止まっていたと指摘された。
●息苦しくて目が覚める。
●寝ている時にトイレのため起きる。
起きている時の症状としては、
●スッキリと起床出来ない。
●寝ても疲れが取れない。
●熟眠感がない(ぐっすりと寝た気がしない方)。
●起床した時に口が乾く事が多い。
●昼間に居眠りする事が多い。
●集中力が低下した。
●朝に頭痛がする。
●性欲が低下した。
睡眠中のいびき音や日中の眠気など上記のような症状を認める方は、睡眠時無呼吸症候群が存在する可能性があります。睡眠時無呼吸症候群を放置すると、高血圧症や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を合併する事で短命となり易いので、上記のような症状や気になる事がある方は一度是非 拝見させて下さい。
睡眠時無呼吸症候群を認めた場合、治療法として睡眠用マウスピースやCPAP療法を行う事で、全員の方ではありませんが、熟眠感が得られたり、日中の眠気が消失される方が多いです。
以上、本日は『 睡眠時無呼吸症候群の方に生じる症状 』について、お話させて頂きました。