『 睡眠中のいびきや無呼吸はなぜ起こるの? 』 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 睡眠中のいびきや無呼吸はなぜ起こるの? 』

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/22(金) 本日は晴れて気持ちの良い天気でしたね。

 

晴れると気持ちが良いです。

 

 

 

 

 

 

本日は『 睡眠中のいびきや無呼吸はなぜ起こるの? 』について、お話させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々が寝ている間は、全身の筋肉を緩めて休んでいるのですが、この寝ている時に下顎を支えている筋肉が緩まりすぎると、重力で下顎が喉に落ち込んでしまい、空気の通り道である気道を塞ぎます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気道を不完全に塞ぐと、わずかながら空気が通過できる細い場所があるので、その細い所を空気が通過すると、笛と同じ原理で音が鳴ります。これがいびき音と言われているもので、喉が詰まる寸前の状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、気道が完全に塞がると、空気は流れないので音は鳴りません。これが無呼吸です。ですので、無呼吸は静かになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠中にこのような喉が詰まりそうになる事(=いびき)や、完全に詰まる事(=無呼吸)は誰にでもあります。大人の方は、ほぼ全員の方に認められる症状です。ですので、いびきや無呼吸があるだけでは病気ではありません。問題は、睡眠中にこれらのいびきと無呼吸がどの程度 (回数) 起こっているかという事になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当クリニックでも行っている精密睡眠検査の結果で、睡眠1時間あたりのいびきをかく回数(=低呼吸)と呼吸が止まる回数(=無呼吸)が合わせて5回以上認められる方は、呼吸が止まりそうになったり止まったりしている回数が多いので、睡眠中に体の酸素が低下してしまう「 睡眠時無呼吸症候群 」という病気であると診断されます。

 

 

 

 

 

 

 

この睡眠時無呼吸症候群は、後々に高血圧・脂質異常(高脂血症)・糖尿病・高尿酸血症・肥満といった生活習慣病を引き起こした結果、脳梗塞・心筋梗塞・不整脈を発症させる原因となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですので知人やご家族の方から、睡眠中のいびき音が大きい、または呼吸が止まっている事をよく見ると指摘された方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので、睡眠検査を受けて頂く事も含めて、一度ご相談下さい。

(当院では簡易睡眠検査および精密睡眠検査の両方がご自宅で行える設備があります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、本日は『 睡眠中のいびきや無呼吸はなぜ起こるの? 』について、お話させて頂きました。