『 6月から9月にかけて、お子様に流行る咽頭結膜熱 』について。 | 白金 いびき・内科 クリニックブログ

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『 6月から9月にかけて、お子様に流行る咽頭結膜熱 』について。

白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司 (うちだ こうじ)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、『 6月から9月にかけて、お子様に流行る咽頭結膜熱 』について、お話させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この咽頭結膜熱は、発熱・咽頭炎(のど)・結膜炎(眼)を主症状とするアデノウイルスによる感染症です。5歳以下の子が6割を占め、6・7・8月に感染が拡がります。

 

症状として、発熱は38℃ほどの高熱が4~5日続きます。咽頭(のど)が真っ赤になり、つよく痛みます。また結膜(眼)も赤くなり、眼脂(めやに)や眼痛・まぶしく見えたり、涙が出るなどの症状が出現します。

 

 

 

咽頭結膜熱はプール熱とも呼ばれています。

 

 

 

喉の痛みのため水分摂取が足りなくなったり、眼が痛くてわめきすぎて疲れてぐったりする子が多いですが、ほとんどの子が特別な治療を行わなくても、7~10日程で自然に治ります 。この病気も先日の手足口病と同様に、大人にもかかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、中には重症肺炎を起こすことがあるので、経過を確認する事が大切です。また、原因ウイルスであるアデノウイルスは、感染力が強いウイルスです。咳や接触により感染しますので、家に帰ったら、うがいや手洗いを繰り返しましょう。タオルの共有も止めましょう。この病気は学校安全法で第二種伝染病に位置付けられていますので、全身状態が改善した後2日間は出席停止となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この6月から9月にかけて、お子様に38℃以上の高熱が続いたり、強いのどの痛みが出たり、目が赤く充血した場合は、咽頭結膜熱の可能性があります。原因であるアデノウイルスには抗生物質は効きませんが、多くのお子様が自力で治癒する力があります。お母様方は過度に心配する必要はありませんが、一度診察させて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、『 6月から9月にかけて、お子様に流行る咽頭結膜熱 』について、お話させて頂きました。