『 8月に注意して頂きたい感染症 (8月にRSウイルスが急増) 』について。
2017年8月7日
白金いびき・内科クリニック 院長の内田 晃司(うちだ こうじ)です。
8/7 本日午後からは、台風による雨・風で天候が悪くなるようですので、風邪や喘息の悪化にはご注意下さい。
本日は、『 8月に注意して頂きたい感染症 』について、お話させて頂きます。
この8月に注意して頂きたい感染症が以下の4つです。大人も子供もかかりますので、症状があれば病院受診して下さい。
① RSウイルス感染症
風邪や気管支炎の原因ウイルスの一つであり、大人も子供もかかります。乳幼児と高齢者がかかると重症化する事があります。毎年9月下旬から流行しますが、2017年度は7月中旬の時点で急増しており(IDWR発表)、例年より1か月以上も早く流行入りすると予測されています。
② 腸管出血性大腸菌感染症
激しい腹痛や下痢・血便を起こす大腸菌です。腸管出血性大腸菌に汚染された食材や水を経口摂取する事で感染します。感染者は0歳~4歳が最多で、次いで5歳~9歳となっています。この8月から9月にかけては、感染者数が最も多くなる時期です。
③ 手足口病
夏の時期に手・足・口腔内に水疱が出現するウイルス感染症で、大人も子供もかかります。8月は感染者数は減少するとされていますが、まだまだ多いです。
④ ヘルパンギーナ
夏の時期に発熱と口腔内に水疱が出現するウイルス感染症で、大人も子供もかかります。8月は感染者数は減少するとされていますが、まだまだ多いです。
今年の夏は感染症数が多い印象ですので、体調管理に気を付けて下さい。
以上、本日は『 8月に注意して頂きたい感染症 』について、お話させて頂きました